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正月の予定

 2013年の正月、初めて自力で着物を着ました。まだお太鼓が締められなかったので、半幅帯を結びました。

 毎日着物を着続け、苦手なお太鼓も、最近やっとサマになってきました。2014年の正月は、ぜひお太鼓を結びたいと思います。

 それから、娘二人にも着物を着せようと思っています。・・・というか、自分で着てもらう。できないところは手伝うけれど、できるところは自分でやってもらう。娘二人を相手に、着付け教室を開催するつもりです。帯も、半幅を自分で結んでもらう。わたしにとっても娘たちにとっても大チャレンジになりそう


 上の娘にはピンク色の小紋、下の娘には黒い銘仙。そしてわたしはクリーム色の大島紬を着ようと思っています。

 3人3様バラバラだけれど、それぞれが一番似合う普段着物です。


 実はなんと、夫にも着物を買っちゃったんだー 夫は背が高いので中古は諦め、プレタを買いました。羽織も一緒に。着付けは、「プレジデントの『男読本』は返しちゃったし、あらあらどうしよう?」と思っていたら、なんと愛読の石田本に男性の着付けも載っているのを発見(今まで知らなかったって、どういうこと?)。これを見ながら、夫の着付けも手伝おうと思います。


 これでカンペキ 一家4人でみんなで着物 毒を食らわば皿まで(?)の勢い すごいよね。今どきこんなの、なかなかないと思う!


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 これが実現できたら、着物初心者を卒業できるかな?

 誰かが体調を崩して行かれなくなったり、悪天候に祟られることなく、無事実現できることを願っています。

 無事みんなで着物を着て初詣に行かれたら、写真を撮ってブログに載せ、それをもって卒業証書としたいと思います。




 ではみなさま、どうぞ、よいお年を!


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テーマ : きもの キモノ 着物
ジャンル : 趣味・実用

着物本の覚書き

 2013年に読んだ(見た)着物本の覚書き(別記事にした本は除く)。



 着物あるある本:

きくちいまが伝えたい! 買ってはいけない着物と着物まわり」 きくちいま
きくちいまが伝えたい!  買ってはいけない着物と着物まわりきくちいまが伝えたい! 買ってはいけない着物と着物まわり
(2013/11/28)
きくち いま
 特に目新しい情報はないけれど、着物を取り巻く現状に、著者と一緒に憤慨し、溜飲を下げるにはもってこい。




 着付け本:

おうちでできる着物の基本BOOK」 石田節子
おうちでできる着物の基本BOOKおうちでできる着物の基本BOOK
(2012/11/10)
石田節子
 基本的な着付け、帯結び、TPOや季節のあわせ方など、一通りの基礎知識が網羅された本。特に、簡単な着崩れ直しや、自分でできるヘアアレンジが便利。


「一人でできる着付け革命」 笹島寿美
一人でできる着付け革命一人でできる着付け革命
(2007/09/01)
笹島寿美
 写真満載で分かりやすい着付け指南書。「骨格に沿って着れば、崩れにくい」そうで、骨格や筋肉についての説明があり、納得できた。男性きものの着付けもあり(女性はカラー、男性は白黒ページ)。




 写真がきれいな本:

一人で着るデイリー着物―基本の着付けと帯結び」 別冊NHKおしゃれ工房
一人で着るデイリー着物―基本の着付けと帯結び (別冊NHKおしゃれ工房)一人で着るデイリー着物―基本の着付けと帯結び (別冊NHKおしゃれ工房)
(2002/11)
 着付けや帯結びなど、写真満載で分かりやすかった。あと、きれいな写真がたくさん! コーディネートの参考になる。価格も1000円くらいと安い。続編「自分らしく着るデイリー着物―コーディネートの楽しみと基本の着付け」もあり。内容的にはかぶっている。


「きもの遊びが、楽しい、嬉しい おさんぽ着」 弓岡勝美
おさんぽ着―きもの遊びが、楽しい、嬉しい (別冊家庭画報)おさんぽ着―きもの遊びが、楽しい、嬉しい (別冊家庭画報)
(2006/01)
弓岡勝美
 「おさんぽ」用のきものに的を絞った本。小紋・紬のコーディネート満載。ほとんどがカラーページ。「きもの一枚に帯三本」のコーデページ、「超大うそつき襦袢」の作り方も。見て楽しく、しかもけっこう使える本。





 コーディネートの本:

「長襦袢の着こなし入門」 笹島寿美
長襦袢の着こなし入門 (別冊家庭画報 きものサロン特別編集)長襦袢の着こなし入門 (別冊家庭画報 きものサロン特別編集)
(2008/10/15)
笹島 寿美(ささじま すみ)
 一冊オール長襦袢。大半がカラーページ。半襟の選び方、長襦袢と着物・季節との色柄素材あわせなど、めくるめく半襟・長襦袢ワンダーランド。抜いた衣紋が詰まってくる・衣紋から半襟が見えてしまうなどの悩み相談コーナー、男性用長襦袢も。手元に置きたい・・・かも。迷い中。


「きものと帯の組み合わせ」 笹島寿美 
きものと帯の組み合わせきものと帯の組み合わせ
(2004/11/01)
笹島寿美

 この本の特徴はなんといっても、そのボューム。とにかく着物コーディネート例が豊富。ぜひ手元に一冊欲しいのですが、大きくてかさばるのが玉にキズ。でも欲しい~~!


きもの・帯 くみあわせ事典」 笹島寿美
きもの・帯 くみあわせ事典きもの・帯 くみあわせ事典
(2004/02)
笹島 寿美
 絶版。TPO別にきもの・帯コーディネートを1ページに一つずつ、多数紹介。大御所が選んだコーデなだけに安心感があるが、20年くらい前に出た本の改版なので、今風ではない部分も。さまざまな織りが出てくるので、織物事典としても使える。大きくて重い。


石田節子実演きもの着こなし術」 石田節子
石田節子実演きもの着こなし術―着付け・着合わせ・小物づかい石田節子実演きもの着こなし術―着付け・着合わせ・小物づかい
(2004/01)
石田 節子
 著者によるシチュエーション別装いの紹介。着付けのページも。「「季節を楽しむ・・・」のほうがわたしは好きかな。


きものコーディネート―きものに強くなる 石田節子
きものコーディネート―きものに強くなるきものコーディネート―きものに強くなる
(2003/10)
石田 節子
 絶版。同じきものを20代、40代、60代が帯を変えて着こなす特集は珍しい。誰かが着た着物姿を直す企画も参考になる。言葉ではっきりと「こうすると、印象がこう変わる」というコツが書かれていて、具体的。


「如月まみのデイリー着物コーディネート」 如月まみ
如月まみのデイリー着物コーディネート如月まみのデイリー着物コーディネート
(2004/12/21)
如月 まみ
 著者は着物ショップ「くるり」関係の方。季節コーディネート例のモデルはトルソーで、銘仙など戦前風。著者の着物姿は戦後風で、両者の間に温度差がある気が。定番コーデの4原則は参考になった。要約すると、「帯も着物もモノトーンを選び、季節限定柄・ポイント柄を避ける」。そうするとコーディネートの幅が広いそうな。納得。



 帯結びの本:

基本の帯結びと変わり結び」 特選実用ブックス
基本の帯結びと変わり結び基本の帯結びと変わり結び
(2006/01/01)
 半巾、名古屋、袋帯の結び方。オールカラー。写真で丁寧に解説。分かりやすい。一つ手元においておくと便利と思い、購入。


半幅帯むすび―かんたん106種」 小久保 美代子
半幅帯むすび―かんたん106種半幅帯むすび―かんたん106種
(2005/07)
小久保 美代子
 オール半巾帯。実際に使える結び方ばかりではないけれど、色とりどりのきものと帯の取り合わせを見ているだけでも楽しい^^。オールカラー。口絵の「帯結び一覧」は圧巻。


「帯結び100選」 笹島寿美
帯結び100選―笹島式決め技の極意帯結び100選―笹島式決め技の極意
(2001/10/01)
 半巾帯だけで10種類以上、名古屋帯のお太鼓、銀座結びはもちろん、袋帯10種類以上、時代結び、男性の帯、たすき、袴の結び方まで、写真で丁寧に解説。8割程度がカラー。ただし、大きくて重く、かさばる本。





 メンテナンス本:

きもののお手入れ&お直し」 世界文化社
きもののお手入れ&お直し 決定版きもののお手入れ&お直し 決定版
(2009/07/07)
 着物の畳み方、着物についたファンデーションの落とし方、足袋の洗い方など、日常的なお手入れ方法+プロに頼む着物のお直し。オールカラー。一冊あると便利かも? この本の続編「自分でできるきもののお手入れ&お直し」は裄出しのバイブルで、いつも大変お世話に。今年一番活躍した本(オールカラー)。


「かんたんソーイング おけいこ着 水屋着」
おけいこ着・水屋着―かんたんソーイング (茶の湯手づくりBOOK)<おけいこ着・水屋着―かんたんソーイング (茶の湯手づくりBOOK)
(2002/09)
木村 幸夫、ちい茶な会 他
 きもの周辺・茶道周辺の洋裁本。うそつき上着(きものの上半身のみ)、巻きスカート(きものの下半身のみ)、
簡易帯(ただ巻くだけ)、、水屋パンツ、そでなし上着(袖なしきもの上半身)、水屋エプロンの作り方。


和ごころ 布生活」 茶原真佐子 浜口美穂 村瀬結子
和ごころ布生活和ごころ布生活
(2008/11)
茶原 真佐子、村瀬 結子 他
 キモノ関連の手作り本。うそつき、作り帯、リメイクのえええ帯留め、前掛けなどの作り方。たすき掛けのやり方なども。




 アンティークきもの本:

「一万円からコーディネートできる! はじめてのアンティーク着物」 弓岡勝美
はじめてのアンティーク着物はじめてのアンティーク着物
(2003/06/21)
アンティーク着物を楽しむ会
 アンティーク着物(昭和初期までの着物)の紹介本。約3分の2がカラー。お店の紹介、Q&Aなど。「通崎睦美さんの着こなしに学ぼう」も。


豆千代の着物モダン」 豆千代
豆千代の着物モダン (マーブルブックス)豆千代の着物モダン
(2003/11/20)
豆千代
 アンティーク着物のコーディネート満載。一見斬新、実は意外とオーソドックス。着付けのポイントや色あわせのコツ、お手入れ方法など(モノによってはコインドライにかけられるそう(p23))も、基本を押さえつつ、しかも柔軟。


大正ロマン着物女子服装帖――ポニア式コーディネート術」 大野らふ
大正ロマン着物女子服装帖―ポニア式コーディネート術大正ロマン着物女子服装帖―ポニア式コーディネート術
(2008/09)
大野 らふ
 約3分の2がカラーページ。華やかなコーディネートが満載だが、チェックや縞など、きものの模様は意外とオーソドックスなものが多く、帯で遊ぶものが多い。同じきものに別の帯も。関連知識も充実。


「アンティーク着物スタイルブック」 大野らふ
アンティーク着物スタイルブックアンティーク着物スタイルブック
(2009/06/18)
大野 らふ
 全体の印象は前作と似ていますが、着物女子スナップが素敵。一般の人の着こなしコーデがたくさん掲載されています。大正風に限らず、年配の方の写真も。大正時代の時流や、Q&Aも読み応えがある。


「CLAMPもこなのオキモノキモノ」 CLAMPもこな
CLAMPもこなのオキモノキモノCLAMPもこなのオキモノキモノ
(2007/02/14)
CLAMPもこな
 アンティーク色炸裂! 対談あり、コーディネートあり、スナップありの、バラエティな本。さすが漫画家、色のセンスが抜群で、手作り小物もプロの域。



 着物に関する知識本:

「きものに強くなる」
きものに強くなる―きものの基本と着こなしきものに強くなる―きものの基本と着こなし
(2001/11/01)
 染めや織り、紋入れなどの技法、TPO、小物の使い方など、非常に詳しく、何か分からないことがあったとき、百科事典のように使えそうな本。大きくて重い。4分の3がカラーページ。


「帯の基礎知識」 全日本きもの振興会推薦
ひと目でわかる!保存版 ― 帯の基礎知識ひと目でわかる!保存版 ― 帯の基礎知識
(2010/06/19)
 帯の文様、織り・染めなどにの製法に詳しいが、カラーページが半数しかないのが残念。


「明治・大正・昭和に見る きもの文様図鑑」 弓岡勝美
きもの文様図鑑―明治・大正・昭和に見るきもの文様図鑑―明治・大正・昭和に見る
(2005/06)
オールカラーで、きものや帯によく使われる文様をいわれや歴史、季節などと共に紹介。一つのテーマに複数の写真がサンプルとして掲載されているので、分かりやすい。


「きものの文様 ―格と季節がひと目でわかる」 全日本きもの振興会推薦
きものの文様 ―格と季節がひと目でわかるきものの文様 ―格と季節がひと目でわかる
(2009/06/19)
 きもの文様図鑑と同様の内容で、ほぼ半分の価格。ただし半数がモノクロページなのがとても残念。版が大きいのでめくりやすく、使う季節が一目で分かるようになっているのは便利。


「着物の織りと染めがわかる事典」 滝沢静江
着物の織りと染めがわかる事典着物の織りと染めがわかる事典
(2007/06/19)
滝沢 静江
 類書に比べ、軽くて薄め、気楽に読める事典。タイトルが大きめで、右端に統一されているのも分かりやすい。文章量もちょうどよく、詳しすぎない、着物入門者には嬉しい一冊。8割以上がカラーページ。




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銘仙の裄出し

 今年最後の裄直しをしました。正月に、娘に着せようと思っている銘仙です。袖と身頃からそれぞれ1.5センチ出しました。

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 あー疲れた。なんやかんやで足掛け4日、合計5時間くらいかかりました。

 相変わらずグズだなあ。着物を直していると、1、2時間がアッという間。


 銘仙にしては生地の状態が良く、縫い直すにも危なげがなかったのは有難いことでしたが、今回の着物は元の縫い方が摩訶不思議すぎた・・・。

 縫い方の順番が普通と違っていたり、曲線でもない部分にミミの切れ込みが入っていたり。縫い方も割と雑で、縫い目が若干ツレていたりもするので、もしかしたら、あんまり上手でない人が縫ったのかも。

 裾がかぶり気味なのも、経年変化のせいなのか、はたまた縫い方のせいなのか・・・(謎)。でも袋まで直していたらきりがないので、今回は諦め。気になるところだけアイロンをかけてごまかすに留めました。


 何かと勝手が違い、それも面食らいましたが、何より一番大変だったのは、元の糸を解いたときです。生地と縫い糸が一体化していて、糸を引っ張ると、キシキシ言う感じ。糸が抜けなくて抜けなくて、閉口しました。

 この状況からして、やっぱりこの銘仙、古いものなのかなあ?? 生地の状態からすると、戦前のアンティークには思えないのですが。

 糸が抜けにくいのは、銘仙の特徴、とも考えられるな。他の絹物よりも目が詰んでいて、縫いにくい(糸がひっぱりにくい)ように感じました。

 筋消しにはそれほど苦労しませんでしたが、平織りなだけに、あんまりギュウギュウかけると、当て布をしていてもそこだけペッタリ平らになりすぎるので、アイロンには気を使いました。良く見ると元の筋が残っていますが、ま、いっか。

 裏地の縫い合わせは今回珍しく、ほとんどクケで処理。ヘタクソですが、とりあえず繋がりました。



 まあなんであれ、年内に無事直すことができてよかったです。

 今年一年、中古着物の裄直しに追いまくられ、一時はこのブログもほとんど「裄出し日記」と化していましたが、今年の裄出しはこれでもうおしまい。来年はもう着物は買わず、裄出ししなくて済む人生を歩みたいです。



 ・・・って、ハッ、そうだ。夏までに小千谷縮と絹紅梅の裄出しをしなくちゃならないんだった;;



 そうか・・・。来年もまた裄だしが待っているか・・・ガックリ。

 まあ、糸を解いたり縫い直したりで生地に触れていると、着る以上に生地の性質がよくわかるので、あとあと考えれば裄出しは、とても良い経験ではあるのですが。

 でも作業している最中は、上手くいかなくて、時間ばかり食って、もう泣きそう~。何度やっても慣れない。上手く行かない。

 縮んでしまった木綿絣第一号はもう裄を出さず、テーブルセンターにでもリフォームしようと思います。いくら洗っても藍の色落ちが止まらず、帯を汚しそうで怖いので。


 とにかく、来年はもう着物を買わない! これ以上裄出し作業を増やさない!!




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はい、コスプレです

 8年ほど前から常に何らかの言語にハマってきました。そしてその間ずっと悩まされてきたのが、「なぜその外国語を学ぶのか」という質問です。

 なぜこれが悩みかというと、なぜ学んでいるかなんて、自分にも分からないからです。ただ好きだから、面白いからというだけで、「じゃあどうして好きなのか」と突っ込まれると、もう何も答えられない。

 だからこの質問はすごく苦手なのですが、しょっちゅう人にきかれ、曖昧な答えではなかなか釈放してもらえない。苦労して学ぶからには、何か崇高な理想、或いは野心を秘めていると思われてるらしい。

 辟易して、いっそのこと「文化の架け橋になるため」とでも答えたろか、と思うのですが、そんなクサいセリフは死んでも言いたくない。



 ところが1年前、この悩みは一瞬にして解決しました。

 なぜかというと、もっと大きな十字架を背負い込んだからです。「着物を着る理由」という。

 「なぜ着物を着るのか」という一大命題を前に、「なぜ外国語を学ぶのか」なんて問いは、正直、どうでもよくなりました。「神のご意思に従っているまでです」とか答えて煙に巻きつつ、心の中で「好きだからだよ、悪いか」と一蹴して、ハイおしまい(笑)。



 ところが、人間というのは、・・・いや、わたしだけかもしれませんが・・・、応用力が不足しているのですね。

 「好きで着物を着て何が悪い?!」と啖呵を切れないところが悲しい。「いい年して、目立ちたいのかしら?」「新手のコスプレかしら?」という怪訝そうな視線に、この一年、いつもビクビクしていました。

 とはいうものの「文化の架け橋」と同じレベルで絶対言いたくないのが、「日本古来の伝統を守るため」という理由です。一体なに様だよ、って感じ。そんな大義名分、背負いたくない。「着物を着るのは、伝統を守るためですか、それとも何かのコスプレですか」と二者択一を迫られたら、迷うことなく「コスプレ」を選びます。

 まあ、わたしが着物を着る動機のひとつに「せっかく世間には中古の着物が溢れかえっていて、安く買えるのだから」という「もったいない精神」があるのは確かなので、広義ではこれも「伝統を守る云々」に入るのかもしれませんが、伝統がどうとか、和の心がどうとか、日本人だから・・・とか言われると、体中がかゆくなる。

 逆に「コスプレ」という言葉は妙にイメージが悪く、これはこれで居心地が悪かったのですが、最近次第に「コスプレ」というのもあながち間違いではない気がしてきました。

 「コスプレ = 漫画・アニメ・コンピューターゲームなどの登場人物の衣装・ヘアスタイルなどをそっくりそのまままねて変装・変身すること(※goo辞書より」と聞けば、着物とは全然関係ない気がしますが、根っこの部分で共通するものがあるからこそ、そう思われるのでは。



 以前「着物を着る理由」に、

1.着物を着ていると、いつもの風景が違って見えるから

2.着物を着ると、いつもとは違った出会いがあるから

という理由を挙げました。


 1の理由をもっと突き詰めると、結局わたしは、いつもとは違ったものを身にまとうことで、いつもの自分とは違ったモノになり、いつもとは違った世界に身を置きたいのだと思います。

 それはまさしく「コスプレ」の動機と同じもの。つまり「変身願望」です。「着物」というキーを使って、この世にいながらにして、別の世界に飛び込みたいんだと思う。

 わたしにはもともとそういう血が流れていて、大正後期か昭和初期に撮ったと見られる、祖父の女装や歌舞伎役者のモノマネ写真が、今でも残っています。

 わたしの祖父に限らず、もともと日本にはそういうルーツがあるのかも。桜や梅の枝を帯に描いて背中にしょってみたり。これって、西洋の感覚からすると、相当ヘンですよね。オマエは紅天女か、ってカンジ。でもそのヘンテコさを愛し、これを「日本の伝統」と人は呼ぶ(笑)。


 また2に関して言えば、わたしは外国人にウケたい。つまり「目立ちたい」んです。

 「日本に行ったら、ホントに着物の人がいたよ」って驚いてもらいたい。面白がってもらいたい。自分が外国で民族衣装の人を見かけると嬉しいから。そしてあわよくば、話しかけてもらいたい。

 相手が日本人でも同じです。街で着物を着ている人を見かけるとわたしは嬉しい^^。話しかけたいな、って思う。でも勇気が出なくていつも素通り。だから自分が着物を着て、誰かに話しかけてもらえたら、すごく嬉しい。



 ・・・あ! いま突然分かった。わたしが苦手な「お出かけですか?」という質問。あれって、着物の人に何か話しかけたい。でもなんて言って話しかけていいか分からないから、そういう質問になっちゃうんだ!!

 そうか、せっかく勇気を出して話しかけてきてくれた人に、わたし、今まで困惑した顔を見せてしまっていたかもしれない。話しかけられるのを心待ちにしているクセして、実際話しかけられると、何言われるかと身構えちゃってた。うわー、もったいないことしちゃった。申し訳なかったな。ごめんなさい
 


 これまでずっと、着物を着ていると、「目立ちたいの?」と思われるのが怖かった。「コスプレ」と言われるのがイヤだった。「目立ちたがり」と「コスプレ」、この二つが恐怖で、ビクビクしていました。

 でも今から思うと、全くの見当外れではなく、自分でも心のどこかでそんな気がするからこそ、よけいに怖かったのかも。

 「ええ、目立ちたいんです。コスプレなんです」と認めてしまえば、怖いものは何もない。「なぜ着物を着たいの? 目立ちたいの?」という問いに、「うん、そう。目立ちたいの」と、笑顔で答えられたらいいな^^。


 コスプレでも何でも、理由なんかどうでもいい。文化とか、伝統とか、そんな大げさな理由でなくていい。理由なんて、なくたって構わない。いちいち理由なんて考えてたら、なんにもできないよ。

 だからこの悩みは今年でおしまい。来年はもう、こんなことで悩みません。




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簡単な半襟付け

 半襟付けに関する書きかけの記事が発掘されました。今年が終わらないうちに書き足し、記事を完成させます。元の記事は6月22日に書いた模様:




 画期的な半襟つけツールを買いました。コレです↓

Img_2612.jpg Img_2611.jpg

マイクロステッチキット(今は色が変わっているようです)

 なんなの、この便利さは~~!! ちょっと高いので、ずっと迷っていたのですが、思い切って買ってよかった^^。すっごく便利!

 元々、パッチワークのしつけに使うものだそうですが、あちこちのブログで半襟つけに応用されているのを見て真似しました。よく、衣類の値札をつけるのについてるプラスチックのタグ(?)の小さいので布を固定する感じです。

Img_2609.jpg
値札のタグより、かなり小さい。


 今まで半襟付けには悩まされてきました。3月頃から装道の美容衿を使っているのですが、いつも半襟が白だとつまらないので、その上に色柄のついた半襟をかけています。これを縫い付けるのが面倒

 糸で縫うのは面倒だし、両面テープはズレるし、外したあとの処理が面倒。これまで一番使い勝手が良かったのは、ホッチキス。ただ手持ちのホッチキスはリーチが短く、留めた位置が見えてしまうのが難点で、補助的にしか使えない。

 その点、マイクロステッチは、布のど真ん中でも固定できるので便利。プラスチックなので、肌に当たると違和感がありますが、美容衿の縁ギリギリにとめると、くぼみにうまく収まって、肌に触れにくい。



 そんなわけで、ラク~に半襟がつけられるようになりました。全部で5~7箇所くらい、マイクロステッチでカチャカチャとめれば完了~。それまで30分かかっていた半襟つけが3分に短縮されました。

 何より嬉しいのは、作業がラクな分、きれいさにこだわれること。簡単なので、気に入らなかったら何度もやり直せることです。

Img_2606.jpg




 ただ、何を使うにせよ、半襟をきれいにつけられるかどうかって、基本的にはその人の技術にかかっている気がします。要は「どこをどれくらい引っ張ってとめるか」が重要なんじゃないのかなあ。

 糸で縫おうが、マイクロステッチでラクしようが、上手な人は上手だし、下手な人は下手><。作業がしやすくなった分、以前よりはマシになりましたが、まだまだ自分の半襟は不満です。

 仕方ないのかなー・・・。街でもパーフェクトな半襟ってあんまり見かけないし。礼装用の着物を着ている人は、半襟もプロにつけてもらうのか、きれいについているケースが多いけれど、普段着物の場合、たいてい後ろの衿のどこかがヨレている。半襟ってそんなものなのかも。

 特に夏の半襟。ちりめんと違い、絽は伸縮性がないので、なかなかきれいにつけられない。また、衣紋の抜き加減が大きいほど、ヨレも大きくなる。


 でも9月ごろだったか、日本橋三越の呉服売り場を覗いたとき、芸術的なまでに美しい店員さんの絽の半襟に遭遇しました。シワがよっていないのではなく、逆に、きれーいにシワ(というかヒダ)が寄っていたのです。

 衣紋がきれーいにまるーく抜けていて、その丸みに沿って、均一にとった細かーいタックがまっすぐきれーいに並んでいました。まるでナイヤガラの滝みたいに。もしくはランプシェード? ほら、よくあるじゃないですか、白いヒダが細かく入ったベッド脇のランプシェードが。あんな感じ。

 あれはどうやってつけるのでしょうね?? 予めぐし縫いし、糸を引いてタックを寄せ、それを衿に縫い付けるのかな?

 早速家で試してみましたが、よほど細かい間隔でとめないと、タックが固定されず、偏ってしまう。かなり気合を入れてつけないと、満足のいく仕上がりにはならないということがわかりました。

 ウーム、プロの技・・・。さすがは呉服の殿堂、日本橋三越の半襟だあー。老舗の底力を見た思いでした。





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プロフィール

うさぎ

Author:うさぎ
50歳にして着物を着始めた、最初の一年間の日記です。 

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