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長生きしたい

 わたしにはもともと長生き願望はありませんが、近年、長生きしたい、と強く思うようになりました。理由は、外国語をもっと学びたいから。

 そして最近、「わたしは長生きするに違いない」という確信が生まれました。その根拠は、あまりにトロすぎるからです。

 いつまでたってもうまくならない着付け。途方もなく時間のかかる裄だし。どう考えても要領が悪い。悪すぎる。こんな要領の悪いヤツに、短い人生の時間しか与えられていないとしたら、不公平すぎる。だから要領の悪い分、わたしは長生きするに違いない、と(笑)。

 あまりにもバカバカしい三段論法だとお思いでしょうが、本当にわたしにはそう思えるのです。どう考えても、長生きしないはずがない気がする。



 きものにハマって以来、自分を好きになったと先日書きましたが、「長生きしそうな気がする」というのも、自分を肯定できるようになったからだと思っています。

 帯を締めてみたはものの、全然うまくいかなくて、全部もう一度最初からやり直し。一度で締め終わることのほうが少ない。きものを着て、お太鼓を締めるとなると、1時間では足りない。

 裄だし作業にかかる時間の半分は、裄だしの本質に関係のない無駄な作業。なかなか針に糸が通らなかったり、せっかく通した糸が抜けてしまったり。最初はほんとにイライラしたし、今だってイライラしますが、でも不思議と、そうやって遅々たる手つきで裄だしをする自分が、嫌いではないのです。

 なぜ嫌いではないかというと、遅々たる作業であっても、「何かをしている」から。要領は悪くとも、無為に過ごしてはいないからです。

 たいしたことのない作業にかかる膨大な時間。ブログだってそう。わたしは何をするにもやたら時間がかかる。ときどきすっかりバカバカしくなって、「こんなことに意味があるんだろうか」と思ったりするけれど、とりあえず何かをするって、何にもしないよりはいいかな、と思うんです。


 先日、親族が集まった際に誰かが言っていました。

この一家はみな凝り性で、何かにハマるとそこに集中してガーーーーッと穴を掘るようにハマる。しばらくしてほとぼりが冷めると、また別の穴を掘り始める。一つ一つの穴は一見関係がないように見えるが、いくつも穴を掘っているうちに、自然と繋がり、最終的には一つの大きな穴になる

と。

 まるで自分のことを言われているようで、可笑しかったです。漫画、写真、洋裁、外国語など、これまでいろいろな穴を掘り、今は着物。行き当たりバッタリに何かにハマり、穴を掘り散らして終わる人生だろうと思っていたのですが、そのうち一つにまとまるかも、と思ったら、楽しみになりました。

 裄だしも帯結びも全部、大きな穴の一部。失敗も挫折も全部。


 でも大きな穴にするには、長い時間がかかるよね。

 だからやっぱり、長生きできたらいいな、と思います。



Img_9569.jpg
上野公園にて。





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Author:うさぎ
50歳にして着物を着始めた、最初の一年間の日記です。 

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