浴衣と団扇

 年初以来、着物で受け続けてきたお茶の間スペイン語レッスン、6月からは浴衣を着ていましたが、7月下旬のいっとき、浴衣を着なくなっていました。

 なぜって、暑いから。腕や脚を布で覆う気になれない。浴衣って見た目は涼しげだけど、それほど涼しくないんですね。ユニクロのブラトップ+パイルハーフパンツのほうが涼しい。


 ・・・って、比べる対象が間違ってるか(笑)。

 でも実際、蒸し暑い屋内では露出部分が多いほうが、やっぱり気持ちがいい。浴衣はほぼ全身を覆うから、ちょっと煩わしいんですね。



 でもある日、湯上りに絞り浴衣を着て夜のレッスンを受けたら、これが実に気持ちよく、やっぱり浴衣っていいものだな、と思い直し、また着るようになりました。

 不思議なもので、一度「イヤ」って思っちゃうと、あくる日も、そのまたあくる日も着る気が失せるのだけれど、また一度「いいな」って思い直すと、また翌日も、そのまた翌日も着ようという気になるんですね。この一度の経験で、また浴衣を着る習慣が戻ってきました。

 一昨日・昨日やったことは自然と、今日・明日も続けられるから不思議。一度途切れた習慣を取り戻すには、ちょっとパワーが要る。やったりやらなかったりよりも、毎日続けるほうが、結局ラクなんですね。

 外に出かけないとなると、着方も帯結びもすごくいい加減で、こんな着方を続けてていいのか?と不安になることもありますが、この経験により、それでも遠ざかってしまうよりはいいかな、と思い直しました。

 いまは忙しく、着物への関心に時間を割けないので、余計、この細々とした日々の習慣を大事にしたいと思います。





 あと最近思うのは、ウチワは神、ということ。ウチワ、涼しいですね~! これ、ほんと神だわ。


 いつもウチワ片手にスペイン語レッスンを受けているのですが、うちわを見るとなぜか先生方はみんな笑う。そのリラックスぶりが笑いを誘うのか、それとも浴衣にウチワがハマりすぎているからなのか(笑)。

 でもね、スペイン語を話すのって、暑いんです。日本語で話すより暑い。なんでだろう? 頭使うから?? 一生懸命スペイン語で考えて喋っていると、元はそれほど暑くなくても、ドッと汗が吹き出てきます。

 特に、何か込み入ったことを説明したあと。よっしゃあ、説明し終えた!と思ってふと気付くと、汗だくになっている(笑)。だからスペイン語レッスンにウチワは必須なんです。常に手に届くところに常備しておき、暑くなると、もうバータバタ扇いでいます。

 特に襟元。アゴの下をうちわでパタパタやると、風が襟元から浴衣の中に入るらしく、何気に涼しい。

 やはりウチワと浴衣はセットなんですね。昔はエアコンのように気温を下げる手段がなかったから、風を起こしたり、風を通すことで、涼を得ていたのでしょう。

 そしてそれが高じて、風は涼を直接連想させるものとなった。だから風鈴なんてものがあるのでしょう。

 縁側、風鈴、浴衣にウチワ。こうした日本の夏の風物はどれもみんな「風」というキーワードで繋がっているんですね。

 圧倒的なエアコンの威力やユニクロセットの涼しさには敵わないけれど、それとは全く違ったロジックの涼しさがあるんだなあ、と体が気付いた。

 これだから着物は面白いです。




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Author:うさぎ
50歳にして着物を着始めた、最初の一年間の日記です。 

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