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祖母の箪笥

 久々に実家に行ってきました。祖母のたんすを処分するというので、掃除の手伝いに行きました。

 明治生まれの祖母が他界したのはもう18年も前。箪笥なんてもうとっくに処分したものと思っていました。

 母のほうは、タンスの存在には気付いていたものの、てっきり中はカラだと思っていたようです。葬式後、祖母の着物は全て、着物好きの人に譲ったつもりだったので。

 ところが、18年ぶりにタンスの扉を開けてみてビックリ。中はギッシリ、普段用の着物がまだたくさん残っていました。



 その中から、とりあえず二枚だけ貰って帰ってきました。

Img_095323.jpg


Img_095324.jpg

 モダンな水玉の小紋。娘が「これならわたし、着たい!」と言うので持って帰ってきましたが、絽なので、来年の夏までおあずけ。

 一度も着た形跡がないところを見ると、祖母にはポップすぎて着る機会がなかったと見える。


Img_095325.jpg

 ゴブラン織り(?)の着物。単衣ですが、分厚い生地なので、6月・9月に着る用ではないかも。

 他にも、フロッキープリント地(?)の着物とか、カーテン地みたいにどっしりとした織り模様の着物(いずれも単衣)など、着物の生地としてはビックリなのが他にも何枚かありました。

 いずれも着た形跡がなく、母も全く見た記憶がないと言う。おそらく斬新すぎて、着る機会がなかったのでしょう。

 祖母は和裁が出来る人だったので、どんな生地でも、ちょっとした思いつきで気軽に着物に仕立ててしまったのかも。・・・で、出来上がってみたら、「あら、こんなの着られないわ」となった(笑)。




 まったく着た形跡のない、奇天烈な着物が何枚もきれいなまま残っている一方で、気に入って着ていたと思われる無難な着物は状態が悪く、着られるような状態ではありませんでした。また古いものは布幅が狭く、裄も出ない。

 「母から娘へ、娘から孫へ。一枚の着物を世代から世代へと受け継ぐ

みたいなのに憧れていたんですが、現実にはけっこう難しいですね。雑誌か何かのキャッチコピーとしては美しいけれど、所詮衣服は消耗品で、気に入っているものほど、痛みが激しいから。

 まあ今回の場合、先に誰かが物色したあとの残り物で、その前だったらもしかして、もう少し選択肢が広かったかもしれませんが。


 今回貰ってきた二枚の着物は、いずれも祖母のタンスの中から出てきたものとはいえ、祖母自身が気に入って着ていたものではないので、「祖母の思い出を身にまとう」ことになるかどうかは微妙~。

 リサイクルの観点から、あるものを利用するのは良いことに違いありませんが、「世代を超えた絆」みたいなストーリー性には、残念ながら欠けるかな、と。

 ただ祖母が仕立てた着物ということで、メランコリックに「祖母の着物」と思って着ることにします(笑)。





 
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Author:うさぎ
50歳にして着物を着始めた、最初の一年間の日記です。 

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