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着物で深川

 着物で深川に行ってきました。深川江戸資料館清澄庭園です。

 どちらも素晴らしく、本当に楽しい一日・・・になるはずでした。

 家に帰って写真を見るまでは。

 写真を見て、地獄に突き落とされた。楽しかったはずの一日が、悪夢に変わってしまいました。




 ・・・でもその話はまたあとで。まずは楽しかったことを書きます。


 深川行きにワクワクしていたので、目的地にたどり着くのが待ちきれず、深川気分を盛り上げようと、ガイドブックを買い、深川めしを食べました。

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先月出たばかりの「まっぷる 東京下町散歩」。

 ちょっと立ち読みするつもりが、つい買ってしまいました。最近の大判ガイドブックには珍しく、色が抑えめで、紙もつや消しで目に優しいところが気に入って。



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東京・八重洲の「だるま」という店で食べた「深川御膳」。950円でした。
アサリを卵でとじた深川鍋、ジュウジュウ熱々でした。


 ガイドブックに深川めし。万全の準備、且つヤル気満々で深川入りしたわたし。それなのに、ああ、それなのに・・・。

 運命って過酷><。




 深川江戸資料館は、江東区役所の派出所に併設された建物内にあり、再現されているのは、江戸の町のほんの一角、10軒程度。江戸東京博物館とか日光江戸村に比べると、こじんまりとしていました。

 でも細かいところまでよく作りこまれていて、家の中に入ってみたり、設備を体験したりできるのが魅力でした。

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 それぞれの家・部屋は、その住民の名前や年齢、職業・人生の事情などが細かく設定されていて、それに合ったしつらえになっていて、芸が細かい!

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たとえばここは、漁師の松次郎さんの部屋。時には船頭として稼ぐこともあるそう。
投げ網など、商売道具が置いてあります。
松次郎さんは独り者ですが、通い妻がいるらしい。
出ている食器は一膳ですが、予備がもう一膳あり、洗濯物は女の手でキチンと干されています。


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こちらは小唄・三味線のお師匠、於し津さんの部屋。読み書き・習字も教えるそう。
独り身の女性とあって、周囲の男性は好奇心が抑えきれない。
障子に補修の跡が目立つのは、ふさいでもふさいでも、誰かが穴を開けて覗くからだそう。


 こういうことを教えてくださったのは、ボランティアガイドの方です。こうした住民の個人情報(?)のみならず、江戸の町の水道設備、ゴミや糞尿の再利用に見る高度なリサイクルシステム、火の見やぐらの建築方法まで、様々なことを生き生きと説明してくださいました。


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1時間半くらい、ずーっとこのガイドさんについて回り、説明を聞いていました。
でも一日ではとてもとても、全ての説明を話しきれないそう。



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日が明けたり、夜になったり。おんなじ場所でもこんなに明るさが変わります。


 こじんまりしているけれど、数時間ではとても体験しきれない、奥深い江戸深川ワールドでした。ただ見るだけじゃなく、体験できる感じがいい。
 そこに座ってみて初めて分かる、建て混んだ長屋の部屋の狭さ、暗さ具合。ぜひまた近いうちに訪れて経験したいです。





 清澄庭園は深川江戸資料館からわずか徒歩2、3分。広い池を中心とした日本庭園でした。

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入場券売り場で、和紙の一筆箋を頂きました。着物特典だそうです。
着物姿が歓迎されたようで、うれしい^^。


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紅葉はまだまだでしたが、鳥や植物が楽しめました。


 閉園のわずか30分前(入園締め切り時間ギリギリ)の4時半に入園しましたが、園内にはけっこう人がいました。人気なんですね。着物の人もいましたよ。




 ・・・とまあ、ただ一つの点を除けば、とても楽しい一日だったわけですが・・・。


 本日の装い:

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着物:格子柄の信州紬
帯:八寸名古屋帯(金茶色)
半襟:黄色系の綿ブロード(自作)
帯揚げ:ちりめん(橙色)
帯締め:萌黄色の三分紐
帯留め:牛革で自作した紅葉の帯留め


 わたしの憂鬱の原因が、お分かりになりましたでしょうか。

 ・・・そう。裾から大胆に長襦袢が見えてしまっているのです。しかも目立つオレンジ色。

 この長襦袢、最近購入したもので、外に着ていくのは初めて。長さをよく把握していなかった。まさかこんなに長いとは・・・。

 アクティブに動きたいから、と、いつもより着物を短く着たのも災いしました。後ろだけ出ていて、前は大丈夫だったので、鏡では気付きませんでした。

 こういうこともあろうかと思って、後姿まで写真を撮り、写真をチェックしてから出かけるんですが、そこでも気付かなかった。帯の形ばっかり気にして、裾に目が行かなかったのでしょう。




 ああー、こんな恰好で何時間も外をウロウロしていたとは・・・。恥ずかしい・・・恥ずかしすぎる・・・。

 ブログにアップするのも恥ずかしすぎて、もう今回は記憶から抹殺し、なかったことにしようかとも思いましたが、事実を隠蔽して忘れようとすればするほど忘れられず、意識下に深く潜ってトラウマになりそう。辛くても恥ずかしくても事実を容認し、自分を笑い飛ばして開き直ってしまうほうが、あとあといいかなと思い、恥を忍んで書きました。

 それに、もし本当に忘れちゃったら、きっとまた同じ失敗をするに違いないしね。




 お太鼓が曲がっているだの、衣紋が抜けてないだの、おはしょりがヨレてるだの、今まで気にしていた失敗は、今回のに比べれば、失敗のうちにもはいりゃしない。今までなんて瑣末なことを気にしていたんだろう?と思います。

 そろそろ着物を着始めて1年たとうというこの時期、自分はまだこんな大胆な失敗をしてしまう人間なんだと思うと、着物を着るのがイヤになります。

 やっぱりわたしみたいなヤツは、着物なんてガラじゃないのかも。1年着たけどやっぱりダメでした、っていう結末なのかなあ。



 ああ今日ほど、「お直しオバサン」に会いたかった日はないわ。早めに誰かに指摘してもらえていたら、まだ痛手は少なかっただろうに。

 でも、わたしにとっては、「写真」が「お直しオバサン」。後姿の写真なんて撮りさえしなければ、今だってまだこの事実に気付かず、「ああ今日は楽しかった」で終わっていたでしょうから。

 ・・・そのほうが平和だったかも?

 ・・・いやいやいやいや、写真を撮ってよかった。もしここで気付かなかったら、次に着るときも、またその次に着るときも、ずーーーーーっと長襦袢が見えたまま、気付かないでいたかもしれないものね。初日にして写真で気付けてまだしも良かった。恥が一日で済んだのだから。



 ほんと、辛いけど。バカみたいだけど。

 でも頑張ります! ・・・たぶん。




 
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Author:うさぎ
50歳にして着物を着始めた、最初の一年間の日記です。 

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