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浮気な真似っこ

 ゴミ捨てに行ったら、ゴミ置き場の前で6、7才の子どもたちが遊んでいました。

 「ヤダー! なんでマネすんのッ!

 一人の女の子が黄色い声を発したので思わず振り向くと、女の子が二人でピョコピョコ跳ねている。

 真似したほうの女の子が平然と言いました。

 「いいじゃん。人のいいとこは取って真似していいんだよ

 すると相手もそれっきり何も言わず、二人でしばらくピョコピョコ跳ねていました。



 なんだか思わず、ほんわかしちゃった。なるほどー、と思ったのです。そうよねえ、人のいいとこは取って真似していいのよね。なにか、ストンと落ちるべきところに落ちました。



 ・・・というのも、着物初心者のわたしが今やっていることは、ぜんぶ人真似だからです。

 そもそも着物を着始めたこと自体、着物ブログを見て、いいなと思ったから。

 本や動画のお手本を見ながら着付けや帯結びを練習し、帯と着物の色あわせも、本やブログを参考に。着物スポットも大抵よその着物ブログの受け売りで、みんながやっているから、自分撮りもやってみた。

 真似・真似・真似。真似尽くし。



 そうやって一年を過ごしてきて、まだまだ真似し足りないことばかりですが、最近、一番真似したいのは、スタイルの作り方なのだな、と気付きました。

 本でもブログでも、わたしが好きなのは、一人の人の着姿が繰り返しでてくるもの。いろんなモデルさんが出てくる雑誌や本も嫌いではありませんが、図書館で借りて一度パラパラページをめくれば満足してしまう。買って何度も見返すのは、一人のモデルさんが季節により、シチュエーションにより、様々な着物や帯をまとって何度も登場する本です。

 登場する方がどんな年齢であれ、また着物の趣味がわたしの目指すテイストと違ったとしても、そういう本やブログは必ず参考になる。

 なぜかというと、

1.その人ならではのスタイルがあることの素敵さを教えてくれるから

2.「わたしならどうするか」を自分に問うきっかけを与えてくれるから

3.どの程度バリエーションに幅を持たせ、どの程度定番を守るか、そのバランスを垣間見られるから

です。

 だから、同じ人の着姿をいくつも見比べて、どこがいつも変わらない定番で、季節やシチュエーションにより、どこにどの程度の変化をもたせているかをじっくり眺めるのが好きです。その方のこだわりの「肝」を探すのが楽しい。

 上から下までいつも同じ恰好じゃつまらないけれど、でもどこかにいつも同じポイントがあるのはカッコいい。たとえば、いつも日傘を持っているとか、いつも同じ作家のバッグを持っているとか。そういう、トレードマークになるようなこだわりって素敵♪

 もっと地味なこだわりでもいい。たとえば「半襟と足袋はいつも白と決めている」とか、逆に「絶対白足袋は履かないと決めている」とか。

 「何を着るか」のみならず「どう着るか」も、人それぞれ。衣紋の抜き加減、衿合わせの角度や、半襟を出す分量。毎日同じ角度で衿元が決まっている人、すごくカッコいい。自分の基本が決めてあるところがまずカッコいい。なおかつそれを正確に再現できるところがカッコいい。


 今着物を着る人はとても少ないから、着物を着ているというだけでアイデンティティにはなりますが、それだけじゃあつまらない。一口に着物といったってテイストは様々。「あ、着物姿」というだけでなく、一目見て「あ、あの人だ」とわかるような着こなしに憧れています。


 そういうマイ・スタイルの素敵さを教えてくれたのが、着物の本でありブログであり、一年間いろんな方のブログを拝見し、いろんな人を少しずつ真似し、いろんなスタイルを試してきたおかげで、わたしにも自分なりのルールや定番が少しできてきました。

 いろーんな、全く違ったテイストのブログを多数拝見したことで、「わたしだったら」と考えるきっかけを頂いた。

 誰か一人を徹底的にお手本にするほうが楽だったかもしれませんが、人はそれぞれに違うもの。他人をカンペキにコピーしても、それが自分のアイデンティティになるとは思えないし、ある日そのギャップに気付いて方向転換を余儀なくされることを思ったら、浮気性な真似っこで、細かい失敗を重ねつつ、自分のスタイルを探していけたのも、あながち悪くなかったかな、と思っています。





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テーマ : きもの キモノ 着物
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Author:うさぎ
50歳にして着物を着始めた、最初の一年間の日記です。 

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