着物を着る理由

 着物を着るって、とてもハードルが高い。着付けは難しいし、帯は決まらないし、人からいろいろ言われるし。

 なのにどうして着物を着るのか。その理由も分からぬまま、今年の1月、着物を着始めたわけですが。



 最近、自分の中で、着物を着る理由が分かってきました。



 まず一つは、着物を着ていると、いつもの風景が違って見えるからです。

 着物を着ると、まず季節に敏感になる。いつもなら気付かないような気温の変化、季節の移ろいに気付く。見慣れた景色が、なんだか新鮮。

 だから、気分転換になります。そんなに遠くへ行かずとも、日帰り遠足で充分、旅行気分になれる。

 着物を着たときは、いつもの自分と少し違った感覚でモノを見ている気がする。実はこれは外国語も同じで、違った言語で考えると、同じモノでも少し違って見えます。だから外国語も着物もやめられない。




 また、着物を着ると、いつもとは違った出会いがあります。

 着物だと、見知らぬ人からよく話しかけられる。洋服なら生まれなかったはずの会話が生まれる。

 特に観光地では、外国人によく話しかけられます。外国語を喋るチャンスが向こうからやってくる。これは、外国語が好きなわたしにとって堪えられない醍醐味です。

 こういう出会いが期待できるから、着付けが上手く行かなかったり、帯結びが面倒だったり、失敗したり、イヤなことがあったりしても、また着物を着よう、と思うのです。



 しばらく着ていないと面倒くさくなって、何で着物なんて着てたんだろー?と分からなくなりますが、着て出かけるとやっぱり楽しくて、近いうちにまた着たい~!となります。




 ちなみに、着物を着る利点として、「着物を着ていくと、レストランなどで優遇される」などと本によく書かれていますが、わたしは残念ながら、これは未経験。特に優遇されたこと、ないなあ。


 でも、いつもの街が新鮮に見えたり、生まれるはずのない会話が生まれたり。それだけで、わたしにとっては充分です。


 



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うさぎ

Author:うさぎ
50歳にして着物を着始めた、最初の一年間の日記です。 

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