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50代の秘密の愉しみ

 11月ごろから、プロフィールのところに年齢を入れてあります。わたしもよその着物ブログを読むときに、書いている方の年齢が知りたいと思うからです。自分が知りたいことは、他の人も知りたいに違いない。だから書きました。


 なぜわたしがブロガーさんの年齢を知りたいかというと、自分と同世代かどうか、確認したいからです。同世代がどんなものをどう着ているのかが知りたい。

 でももともとわたしの世代で着物ブログを書いている人は他の年代に比べて少ない気がするし、そもそもその年代自体、推測の域を出ない。たいてい年齢はみなさんナイショ、お顔も隠していらっしゃるので。

 というわけで、確実に同世代と分かる着物ブログはほとんど見たことがなく、お気に入りは、アラフォーさんのブログばかり。いつもお若い方のブログばかり見て影響受けているから、わたし、ちょっと若作りかも? でもしょうがない。同世代のお手本、あんまりないんだもの。




 街中でも、同世代の着物姿は全く、といっていいほど見かけません。還暦を過ぎた年配のご婦人ならちょくちょくお見かけするのですが。若い方の着物姿もそこそこ見かける。とにかく一番見ないのが、わたしと同世代。まるでそこだけぽっかり穴が開いたみたいに、本当ーーーに皆無です。

 でもじゃあわたしの世代は着物に興味が薄いのかというと、そんなことはないようです。8月に行った日本和装のファッションショーでは、同世代と見られる方が大勢いらっしゃいました。近所のリサイクルショップが開催した着物フェアでも、お客さんのほとんどは推定年齢50代でした。

 つまりこの年代でも、着物に興味のある人は、たくさんいるんです。ただ着物で街を歩いたりしないだけで。おそらく着物で出かけるときは、ドア・ツー・ドア、車で移動するのでしょう。そうすれば着物を汚すこともなく、人目にもつかない。それがわたしの世代の着物の着方なんじゃないかと。

 現に友達は言っていました。わたしが着物を着始める前は、着物で気軽にその辺でランチなんて、考えもしなかった、って。どこか遠くへ行って着るならともかく、地元を着物でうろつくなんて、一人では、とてもじゃないけど無理だって。

 その気持ちはわたしも分かる。旅の恥はかき捨て、じゃないけど、知り合いが誰もいないようなところで着物を着るのはまだいい。でも地元で着物を着るのはすごく勇気が要る。こんなところを知り合いに見られたらどうしよう、といつもビクビクしています。

 つまりわたしの世代にとって、着物は「秘密の愉しみ」なのです。だーれにも知られたくない、嬉し恥ずかし密やかな趣味。

 上の世代はまだ着物を日常に着る習慣を残しているし、下の世代はファッションの一つとして着るけれど、わたしくらいの世代はもう、着物というものを自分の生活の中にどう位置づけていいのか分からず、にっちもさっちもいかない。だから「秘密の愉しみ」の域からはみ出さずに着るのだと思います。

 そういう人が多い中、着物で街をうろつき、あまつさえブログにまでアップするわたしはきっと、同世代の着物好きの目には、相当奇異に映っているに違いない。

 実際、人から言われたことあるもん。「よく自分の写真、ブログに載せられるね。勇気あるよね」って。それは決して褒め言葉ではない。わたしの世代の感覚では「勇気がある」という表現は「恥知らず」と同義語ですから。

 正直言って、誰の目が怖いって、同性の、同年代の、特に着物を着る人の目が一番厳しく、怖いです。仲間であるはずの人の目が一番怖い。

 ・・・と考えると、ブログに年齢を書くなんて、はっきりいって馬鹿ですね。年齢くらいぼかしておいたほうが、正体不明でまだしも突っ込みどころがない。年齢がはっきりと分からなければ、若作りというような批判ももたれにくいしね。

 なのにわざわざ年齢を書くなんて、つくづく馬鹿よねえ・・・。



 ・・・ウン、こう書いてみてはっきり分かった。馬鹿ですね。顔を出すのも年齢書くのも。秘密の愉しみにしておけばいいものを。





 でも、たまには馬鹿もいないと。

 だって馬鹿がいないと、馬鹿が増えないじゃない?

 世の中、お利口な人ばかりじゃつまらない。わたしとしては、馬鹿が増えて欲しい。だから率先して馬鹿をやります。




 
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Author:うさぎ
50歳にして着物を着始めた、最初の一年間の日記です。 

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