「JIN -仁-」 村上もとか

 ドラマの仁を見てから、原作の漫画を読み始め、全20巻をようやく読み終えました。

JIN-仁- 全巻セット (ジャンプコミックスデラックス)
JIN-仁- 全巻セット

(2011/03/17)
村上もとか


 面白かったー!

 ドラマのほうがドラマチックではありましたが(そりゃそうだ、ドラマなんだから(笑))、手術シーンがリアルで怖かった。漫画はモノクロだし、絵なので、衝撃は少なく、安心して読めました。

 原作はドラマとは内容が少し違うんですね。ドラマには出てこなかった登場人物も出てきました。


 そのうちの一人が、スリのお駒さん。この女性が、江戸女の「」を具現化するような、なんとも艶っぽく、色っぽい女性でした。

 一言でいえば、「いい女」。野風さんのゴージャスないい女っぷりとはまた違った、庶民的な女っぷりに惚れました。日光江戸村で黒い掛け衿をしてわたしがなりたかったのは、まさしくこういう女! でも粋であるためには、まず色っぽくないと。そこからしてもうダメなんだ、って気付きました^^;。

 「」って何か。ずっと分からなかったのですが、「色気」かな、と、お駒さんを見て思いました。ベタベタしない、媚びない、サッパリとした色気。それを、男でも女でも、「」と呼ぶのかなあ、と。

 たとえば、着物は寸胴に着るのが理想とされているけれど、ほんとに寸胴だったらそれは粋とはいえない。着物の上から見ると胸やおしりが大きいようには見えないけれど、でも「実は着物を脱いだらナイスバディなのでは」という想像を掻きたてる着姿が、「」と言えるのでは??

 でもそうすると、もともとキューピー体型なわたしなんかは一体どうすれば・・・。まず胸とおしりをでっちあげ、それをわざわざつぶして着姿を作るという、二度手間が必要?

 ・・・いいや。面倒くさそうなので、粋は諦めます^^;。



 女性の服装も、ドラマと原作で違いました。漫画の咲さんは、おでかけの際、いつも角隠し(?)をかぶっていて、これが不思議だったのですが、ネットで検索したら、知恵袋に同じ質問がありました。

 咲さんがかぶっていたのは「角隠し」ではなく、「揚帽子」という塵よけ用の帽子だったんですね。花嫁さんの角隠しも、この帽子が元だそう(※ ウェディング用語事典:角隠し参照)。



 ドラマでは、お堅い武家の娘・咲さんと、花魁の野風さんの対比が際立っていますが、原作ではさらに、お駒さんや茜さん(ドラマにも少し出てくる)たち第三局の活躍ぶりが際立っていました。今は、身分も階級もなく、服装で出自を判断することはできないけれど、昔は服装を見れば、階級とか身分が一目で分かったんだろうな。

 武士は、どんなに貧乏でも武士階級らしい服装をしなければならなかったし、だからますます貧乏になった。自分の懐具合に合わせて、自由に服を選べる現代は、幸せですね~。


 



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Author:うさぎ
50歳にして着物を着始めた、最初の一年間の日記です。 

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