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一周忌の案内

 昨年他界した伯母を偲ぶ会の案内が、喪主である従兄から届きました。「故人を偲ぶ会」という名前にはなっていますが、まあ要するに一周忌だと思います。

 その案内を見た瞬間は、「おお、着物を着るチャンス到来!」と張り切ったのですが、考えれば考えるほど、無理な気がしてきました。



 まず最初に、何を着ればいいか分からない。

 いろいろ調べたところ、一般的には、一周忌には、地味な一つ紋つきの色無地(できればグレー)に、黒い弔事用の帯あたりが無難ということのようでした。

 でも今回の場合、場所は葬儀の行われたお寺でも、お墓近くでもなく、伯母の生家に近い立地の中華レストラン。いかにも法事、という感じの装いでは、確実に浮くことが目に見えています。

 そもそも父の一族は、そういうしきたりにこだわらない、というより、むしろがんじがらめのしきたりを嫌う傾向にあり、一周忌の食事に従兄が法事会席ではなく中華レストランを選ぶあたりからして、しきたりどおりのパターンをあえてハズし、あんまりしめっぽくならないように、という配慮が感じられる。そこにしきたりをわざわざ持ち込むのも、なんだかなあ、という気がします。



 また、喪主の妻、つまり従兄の連れ合いはほぼ間違いなく着物ではないでしょう。なぜそう思うかというと、葬式でも洋装だったから。それが分かっているのに、呼ばれた側、しかも故人と伯母・姪の間柄であるわたしが、着物なんか着ていっていいのか。

 他の伯母や従姉も着物で来ることはほぼないだろし、着物で行くこと自体、何をどう着ようと、浮くことは確かです。無難を狙うならば、確実に洋装でしょう。

 何年か前にあった別の伯父の一周忌のときには、サーモンピンクのスーツを着ていった覚えが。他の親族もみなそんな感じで、和装は皆無でした。



 母にも相談しましたが、ダメとは言わないものの、なぜまたわざわざ着物?!と思っていることだけは確かです。できればヘンに悪目立ちせず、普通に洋装で来て欲しい、と思っていると思います。

 その感覚はまったくもって正常。わたし自身、同感です。案内が届いた昨日の今日なのに、もうすでに、やはり着物はやめておこうか、と考え始めている自分がいます。




 あーあ・・・。

 まさしくこれが、着物を取り巻く現状なのですね。日本古来の行事ですら、日本古来の服装たる着物を着ることができない。

 今の世の中、着物を着るには、それ相当の堅固な理由が必要で、おいそれと気まぐれに着るようなものではないのですね。「よんどころない、これこれこういう理由があって、わたしは着物を着るのです」くらい主張できるだけの強固な意思、あるいはライフスタイルの域にまで高められた服装ポリシーがないと、実際問題、着ることができない。

 「常日頃から着物を着ている人が、法事にも着てくる、というのなら分かるのよ」という母の言葉に、まさしくその通りだとうなづくわたし。もし着物が着たいなら、いっそ生活の機軸をそっくりそのまま洋服から着物に移すくらいの覚悟がなければならないんだろうなあ、と。

 服装の選択肢の一つとして、ワンピースやスーツなどと並んで、着物もある。そんな感じではダメなのかなあ・・・。





 まだ「偲ぶ会」まで時間があるので、出席票を郵送しつつ、服装についてはゆっくり悩もうと思いますが、うーん、洋服で行っちゃうかもしれない><。

 どんな着物であれ、着物を着て行かれたらいいな、とは思いますが、無理しすぎると、裏目に出たとき反動が怖いので、あんまりこだわり過ぎないようにしようと思います。





 
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Author:うさぎ
50歳にして着物を着始めた、最初の一年間の日記です。 

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