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灯台下暗し

3ヶ月くらい前から、毎日スペイン語のオンラインレッスンを受けています。先生方は全員、グアテマラ人です。スペイン語と着物。一見何の関係もありませんが、わたしが着物を着始めた遠因に、このスペイン語のレッスンがあります。



 グアテマラという国は、昔マヤ文明が栄えたところにあります。住民の大半がマヤ系の血を引いている国です。わたしはスカイプレッスンをはじめてからというもの、グアテマラという国にものすごーく興味がわいて、最初の頃グアテマラやマヤ文明に関する本ばかり読んでいました。

 でもご当地で暮らす先生方は意外とマヤ文明について知らず、「君のほうが詳しいかも」なんて言われたこともありました。

 また、小さな村々ではまだマヤ系の言葉が話されているにもかかわらず、町で近代的な生活を営む先生方は誰ひとりとして、マヤ系の言葉を喋れません。「おじいちゃんなら喋れるんだけど」「お父さんなら喋れるけど」という先生はいますが、「自分が喋れる」先生はわたしが尋ねた限り、一人もいない。「語学が趣味」という先生ですら、マヤの言葉に関しては門外漢のようで、「どうして喋れないの?」と聞くと、「さあー?」と苦笑い。


 でも、先生方は案外、日本については詳しいのです。たくさんの日本人生徒と接しているからだと思いますが、日本に興味があり、積極的に本を読んでいる先生もいます。場合によっては生粋日本人のわたしより詳しく、こっちがあんまり無知だと、「ポルファボ~ル!(おいおい、大丈夫?^^;)」といわれてしまう。日本に関しては、「もしかして、先生のほうが詳しいかも」とこっちが言うハメになります。

 着物に関してもそう。わたしが着物が着られないと知ると、「日本人なのに、どうして着物が着られないの?」攻撃。そのたびに「さあー?」と苦笑い^^;。



 つまり、どっちも灯台下暗しなんです。日本人のわたしは日本について案外無知で、グアテマラ人の先生方は、グアテマラについて案外無知。日本人はよく「日本人は日本のことを知らなすぎる」と反省するけれど、それって日本人だけでなく、案外どこの国の人も、そんなものなのかも?

 また、体験的に知っていることと、知識としてまとまっていることとは違いますしね。日常的に行動していることでも、いざ言葉にするとなると、アレ、どうだっけ?と思ったり。地域差や個人差もあるので、自分の行動をもって「日本ではこう」と断じることもできないし。なまじよく知っているからこそ、説明しにくい、ってところもあります。



 でもそうはいうものの、今回着物を着ようと思いたった根底に、先生方との会話があることは確かです。そして、その着物気分がどんどん盛り上がっていったのも、先生方とちょくちょく着物について話す機会があったからです。

 グアテマラでは今年初めて、学校に対し、マヤ系言語の教育を義務付ける法律ができたそうです。これまで学校教育から排除されてきた地域の言語が、今後は、小学校から大学まですべての過程で教えられることになるのですと。

 「まあ、それは良かったわね! おめでとう!」心からそう言いましたが、同時に焦りも感じました。だって、先生方がこの先マヤ語を喋れるようになって、なのにわたしは着物を着られないままだったら、灯台下暗しが「おあいこ」ではなくなってしまうではないですか!

 そこでますます「早急になんとかせねば!」という気持ちに拍車がかかりましたとさ。おしまい。





 ※ そういえば、日本の学校で着付けって、やらないですよね。やればいいのに。



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Author:うさぎ
50歳にして着物を着始めた、最初の一年間の日記です。 

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