かぶり(袋)を直してみた

 外キモノ(外出用の着物)の中で今一番気に入っているのは、、幾何学模様の黒い紬です。

 でも裾回し(八掛け)がほころんでいるので、直さなきゃ、と思っていました。

Img_7773.jpg
これです。八掛の生地が弱って破けてしまった。



 ところが、他にも、直さなくてはならないところを発見! 裾がとんでもない状態になっていたのです。



Img_7821.jpg
コレです。裾がたるんでいる・・・というか、ダブついている・・・!!


 こういうの、袋(かぶり)って呼ぶんだそうです(「ふくろ」じゃなく、「かぶり」と読むらしい)。

 こういう状態があることは知っていましたが、まさか自分のキモノでお目にかかるとは・・・!

 どうしてこういうことになるかというと、袷の着物だから。裏と表、二枚の生地を縫い合わせてあるので、歳月を経て、いずれかが他方よりもよりたくさん収縮してしまうと、長いほうが短いほうに引っ張られて、こういうひきつれた状態になるのだそうです。たいてい裏地のほうが縮むそうです。

 平らに置いていたときは気付かず、鏡で自分の姿を見たり、写真を撮っても気付かず、衣紋掛けにかけて初めて、キモノがこんな状態になっていることに気付きました。



 きゃーコワイ;; どーしよ、今までこんなキモノで外をぶらついていたとは・・・!! 近所とはいえ、このキモノで3回も外出しちゃった・・・(汗)。


 とにかく直さなきゃ・・・!!



 ・・・というわけで、取りいだしたる針と糸。裾をほどいて縫い直そうと思いましたが、ふと上のほうを見たら、八掛(エンジ)と胴裏(白)の縫い目があるではないか(下の写真参照)。もしかして、ここを縫い直したほうが、早いんじゃ・・・??

Img_7825.jpg

 念のためネットで調べたら、やはりここを解いて縫い直すのが、正解のようでした(※「和裁の部屋 袋直し」参照)。


 八掛と胴裏の縫い目を、前身頃――後身頃――前身頃とグルッと解き、裾がつれないように加減してマチ針で留めました。場所により、吊れてる量はまちまちで、一番大きかったのは背中心。2センチ近く出しました。

Img_7831.jpg
エンジの八掛側にうっすら残る線が、元の縫い線。


 左右の衽(おくみ)だけは、八掛けと胴裏の縫い目が上のほうにあり、衿にもかかわってきそうで怖かったので、裾を解いて縫い直しました。身頃に比べると、ここはそんなに収縮率が大きくなく、5ミリくらい八掛の縫い代を出しただけで済みました。

 八掛と胴裏の継ぎ目は、表地をつままないように気をつけながら、上から並縫いで縫いました。ほんとはくけるんだろうけど、くけはちょっと苦手なので^^;。

 八掛けの破れと綻びも、テキトーに修復しました。

Img_7840.jpg
直したあと。

 んー、まあまあかな? ビシッと、って感じではないけれど、裾のモッタリ感はなくなり、なんとか着られそう。

 ちょっと自己流っぽいけれど、とりあえず関門一つクリア。また一つ、できることが増えました。




 関連記事 裾の補強



関連記事
スポンサーサイト

テーマ : きもの キモノ 着物
ジャンル : 趣味・実用

プロフィール

うさぎ

Author:うさぎ
50歳にして着物を着始めた、最初の一年間の日記です。 

最新記事

カテゴリ

月別アーカイブ